「推しの子」のルビーは、物語のもう一人の主役でありながら「空気」と言われることが少なくありません。
華やかなアイドルを目指す存在であるにもかかわらず、兄であるアクアの物語に比べて影が薄いと感じる読者も多いのです。
では、なぜそのように言われるようになったのでしょうか。ここではルビーが「空気」と呼ばれるようになったきっかけを見ていきましょう。
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ルビーが「空気」と言われるようになった3つのきっかけは何?
ルビーが空気だと感じられる理由には、いくつかの明確なきっかけがあります。
その流れを理解すると、彼女のキャラクターが抱える立場や物語上の役割がよりわかりやすくなります。
きっかけ①:初登場時は大きなインパクトがあった
ルビーの初登場は、母・アイの死という衝撃的な出来事と重なっており、多くの読者に強烈な印象を残しました。
生まれ変わりという特殊な設定を持つ彼女は、物語の中で大きな役割を担うと誰もが期待したのです。
しかし、その後は登場シーンが減り、強いインパクトを持った初登場との落差が大きく「影が薄い」という評価につながりました。
きっかけ②:物語の中心がアクアの復讐にシフトした
物語が進むにつれて、中心となるのは兄であるアクアの復讐劇でした。
アクアの心の葛藤や父親を巡る謎は作品全体を動かす軸となり、その存在感は圧倒的です。
一方でルビーの物語はアイドル活動が中心であり、アクアの復讐のような大きなドラマ性を持たなかったため、比較されると「空気」と感じられてしまったのです。
きっかけ③:主要キャラの中で目立つエピソードが少なかった
「推しの子」には有馬かなやMEMちょといった個性的なキャラクターが登場し、それぞれに強いエピソードが与えられています。
しかしルビーの場合は、ユニット活動や夢を語るシーンこそあれど、物語全体を揺るがすような展開は少なめでした。
そのため、読者の記憶に残る場面が限られ、他キャラに比べて「影が薄い」という印象が生まれたのです。
アクアと比べてルビーの出番が少ないと言われる3つの理由
ルビーは主人公の一人であるにもかかわらず、アクアに比べると登場シーンや活躍の機会が少ないと指摘されることがあります。
これは単に出番が少ないというだけでなく、物語全体の構成や演出の影響が大きいのです。
ここではアクアと比較してルビーが「出番が少ない」と言われる理由を解説していきます。
理由①:アクアがストーリーの核心に深く関わっているから
アクアは父親の正体を追い、母・アイを殺した犯人を探し出すという作品の根幹に関わる使命を持っています。
そのため、彼を中心にストーリーが展開することが多く、必然的に出番も増えていきました。
対してルビーはアイドルとしての成長を描かれる立場であり、アクアのように事件の真相に迫る役割ではなかったため、物語全体の中でどうしても目立ちにくくなっているのです。
理由②:ルビーの物語は後半に重点が置かれているから
ルビーのアイドル活動や夢に関するエピソードは、物語の前半では断片的に描かれる程度に留まっています。
しかし、後半になるにつれて彼女が「B小町」として活動する場面や母・アイとの繋がりに向き合う場面が増えていきます。
つまり、ルビーは初期段階では物語の中心ではなく、成長をじっくりと描くために後半に出番が集中する構成になっているのです。
理由③:サブキャラにスポットが当たりルビーが埋もれやすいから
「推しの子」は群像劇的な要素が強く、有馬かなや黒川あかね、MEMちょといった個性的なキャラクターにも丁寧なエピソードが用意されています。
それぞれが強い印象を残すため、相対的にルビーの存在感が薄れてしまう場面も少なくありません。
特にアクアとの比較だけでなく、サブキャラの強烈な個性に囲まれていることも「ルビー=空気」という評価を加速させているのです。
物語の序盤でのルビーの役割と存在感の3つの変化
物語の序盤では、ルビーはアクアと並んで物語を引っ張る存在であるはずでしたが、展開によってどうしても影が薄く見える場面が生まれてしまいました。
その背景には、大きく3つの変化が関わっています。
変化①:母・アイの死で一時的に影が薄くなった
アイの死という衝撃的な出来事は、物語全体の方向性を決定づける重要な転機でした。
特にアクアの復讐心が強調されることで、物語の焦点は一気に彼に移り、ルビーの存在感が一時的に後退したのです。
もちろんルビー自身も大きな喪失感を抱えていましたが、その心情描写はアクアほど深く掘り下げられませんでした。
そのため、読者や視聴者の目には「ルビーの印象が薄くなった」と映ってしまったのでしょう。
変化②:芸能界に入る夢を描くシーンが控えめだった
ルビーは幼い頃からアイドルになる夢を持っていました。
しかし物語序盤では、夢を語るシーンや積極的な行動がやや控えめに描かれており、アクアの復讐劇に比べるとインパクトが弱く見えてしまいました。
また、周囲のキャラクターたちが強い個性を放つ中で、ルビーの行動は「普通の女の子」の範囲に収まりがちでした。
そのため、ファンの一部からは「本当に主人公なの?」という声があがることになったのです。
変化③:アクアの行動に比べて受け身な立場が多かった
序盤におけるアクアは、復讐のために積極的に動き、物語を推し進める役割を果たしていました。
一方のルビーは、夢を持ちながらも状況に流される場面が多く、受け身に見えてしまったのです。
例えば芸能界への足がかりを得る際も、周囲の導きに従う形が多く、能動的に道を切り開く姿は少なめでした。
そのため「物語を動かしているのはアクアで、ルビーは付随しているだけ」という印象が生まれたのです。
アイドル活動でのルビーの成長とファンからの4つの評価
物語が進むにつれて、ルビーはアイドルとしての活動を本格的に始め、その姿が多くのファンの目に映るようになりました。
序盤で「空気」と言われていた時期を経て、努力と成長を積み重ねることで評価が変わってきたのです。
ここでは、ルビーのアイドル活動における成長と、それを見たファンからの代表的な4つの評価を紹介していきます。
評価①:B小町再結成でルビーが注目を浴びるようになった
母・アイが所属していた伝説のアイドルグループ「B小町」。
その再結成メンバーに選ばれたことで、ルビーは一気に注目を集めました。
特に、アイの娘として表舞台に立つ姿は大きな話題となり、彼女自身の存在感を強く印象づけました。
序盤で薄かった影が、B小町という看板を背負うことで光を浴びるようになったのです。
評価②:歌やダンスの努力がファンから評価されている
ルビーはもともと天性の才能を持っているわけではありません。
しかし、ひたむきに練習を重ねる姿が描かれ、その努力がファンの心をつかみました。
ライブシーンでの成長や、舞台裏での努力はリアルさを感じさせ、彼女を応援したくなる理由となっています。
「努力型アイドル」という側面は、ルビーが主人公らしい輝きを取り戻す大きな要素になりました。
評価③:アニメで声優の演技によりキャラが魅力的に見える
アニメ版「推しの子」では、ルビー役の声優がキャラクターの個性を丁寧に表現しています。
特に元気で明るい性格や、少し子どもっぽい可愛らしさが声によって引き立ち、ファンから「アニメでさらに好きになった」という声も多くあがっています。
声優の演技がキャラクターの魅力を後押しし、原作以上にルビーの存在感を強く感じさせているのです。
評価④:ルビー推しのファンが「空気じゃない」と反論している
一部のファンからは「ルビーは空気だ」と言われることがありますが、実際には彼女を熱心に応援するファンも少なくありません。
SNSなどでは「B小町の中心はルビーだ」「物語に必要不可欠な存在」という声も見られます。
また、彼女の成長を見守ることに楽しみを感じるファンにとっては、むしろ「空気」という評価こそ的外れに思えるのです。
こうした支持の声があることで、ルビーの立場はより確かなものになっています。
原作とアニメで違う?ルビーの描かれ方の3つの比較
「推しの子」は原作漫画とアニメの両方で楽しめる作品ですが、ルビーの描かれ方には媒体ごとの特徴があります。
特に原作では長期的な成長が丁寧に描かれる一方、アニメでは演出上の都合でスポットが当たりにくい部分もあります。
ここでは、原作とアニメにおけるルビーの存在感の違いを3つの視点で比較してみましょう。
比較①:原作では長期的に活躍する場面が用意されている
原作漫画では、ルビーの活躍は物語の進行に合わせて少しずつ積み上げられています。
序盤で影が薄かったとしても、中盤以降のアイドル活動や仲間との関わりを通じて成長が描かれていくのです。
このため、原作を読み進めることで「ルビーが空気ではない」と強く感じられる瞬間が増えていきます。
長期的な物語だからこそ、じわじわと存在感を放つようになっているのです。
比較②:アニメ化では演出の都合でアクア中心に描かれやすい
アニメ版は映像としてテンポよく進行させる必要があるため、どうしてもストーリーを動かすアクアが中心に描かれやすくなります。
ルビーの夢や心情の変化は細やかな描写を必要としますが、アニメの尺の都合上、その部分がカットされたり短縮される場面もありました。
その結果、視聴者によっては「ルビーの印象が薄い」と感じやすいのです。
演出の制約が、存在感に影響を与えているとも言えるでしょう。
比較③:映像化でルビーの感情がより強調されている
一方でアニメ化の強みは、声や表情の演技によってキャラクターの感情がダイレクトに伝わる点です。
ルビーがアイドルを目指すときの高揚感や、アクアに寄り添う優しさなどは、映像化によってより強く表現されています。
特に声優の演技が加わることで、原作では読み手の想像に任されていた部分が鮮明に浮かび上がりました。
このため「アニメでルビーが好きになった」という声も少なくありません。
推しの子のルビーが空気だと言われる理由についてまとめ
ルビーが「空気」と言われる理由には、物語序盤での影の薄さや、アクアに比べて受け身に描かれやすい立場が関係しています。
しかし、物語が進むにつれてアイドルとして努力し、B小町の一員として輝きを放つ姿が描かれることで、評価は大きく変わっていきました。
さらに原作とアニメでは表現の違いがあり、媒体ごとに感じ方が異なるのも面白い点です。
結論として、ルビーは決して「空気」ではなく、成長を楽しむことで魅力が増していくキャラクターだと言えるでしょう。